一人の少女が決意した話
4月29日。
ある一人の少女が、今年の秋に広い海へと出航すると発表しました。
居てもたってもいられなくて、自分の気持ちを整理するためにもここに今の思いを記そうと思います。
はてなブログを、こういう形で始めるとは思いもよりませんでしたが・・・
私は小さい頃からアイドルが大好きでした。
キラキラ輝くアイドル。
かっこよくて可愛くて素敵な人。
私が一番最初に好きになったのは、モーニング娘。の新垣里沙さん。
ガキさんの歌が好き。ガキさんの踊りが好き。ガキさんの演技が好き。
誰に言うでもなく、ずっとずっとガキさんのことを密かに応援していました。
でもアイドルに永遠はありません。
「過去も今も未来も 大好き!」
声高らかにそう叫び、最高の笑顔でモーニング娘。を卒業したガキさん。
大好きなガキさんの卒業と共に、私はモーニング娘。から離れることにしました。
それは私の勝手な、エゴなんだけどガキさんがいない娘。を見るのが怖かったから。
その日を境に、モーニング娘。だけでなく、ハロー!プロジェクトの曲すらも聴かなくなってしまいました。
今思うとなんてもったい無いことをしたと後悔に襲われることもあります。
でも、離れてしまったからこそ、あの出会いがあったのです。
私をハロー!プロジェクトに呼び戻したのは、一人の美少女でした。
オレンジ色の制服に身を包んだ、黒髪ショートカットの美少女。
大勢の人の中、オレンジ色に光る海の中で一人歌う可愛すぎる天使。
そう、工藤遥ちゃんです。
たまたま、YouTubeのおすすめ動画に上がったハルステ!
何気なしに見たその数分間の動画に魅せられ、改めて
私は、アイドルが、ハロプロが好きなんだと気付かされました。
そこからはもうあっという間。
全て映像でしか見られなかったけれど、遥ちゃんのダンスに魅せられ、演技に魅せられ、どんどん上手くなる歌に魅せられ。
新曲が発表されたら、遥ちゃんが少しでも多く写ってますようにと祈り
遥ちゃんのパートが増えたらガッツポーズ。
最初はどぅーって呼んでいたのに、気がついたら「ハルちゃん」と呼んでいたり。
どんどんかっこよくなって美しさに磨きがかかっていくハルちゃん。
きっと、数年後はハルちゃんがリーダーでまーちゃんと小田ちゃんとで娘。の新時代を作っていくんだろうな。と勝手に思ってました。
まるで、それが当たり前の未来であるかのように。
でも、そうじゃなかった。
アイドルに永遠がないのと同じくらい当たり前も存在しない。
たまたまTwitterを開いたら目に飛び込んできた卒業の文字。
頭が真っ白になるって、こう言うことをいうんだなんて。
いろんな人のレポやニュースサイトを見ても全く言葉が入ってこない。
理解できたのは、お芝居の道へ進むということ。
以前からハルちゃんがお芝居に関して強く思い入れがあるのは知っていましたし、
昨年の夏に劇団☆新感線の舞台を観に行ったとブログにあげていた時は、
本当にお芝居が好きなんだなと思っていました。
卒業後、女優の道に進むだろうなとも思っていました。
でもまさか、こんな早いとは思わなかった。
10期の中でハルちゃんが一番先に卒業するなんて思わなかった。
寂しいよ、悲しいよと思いました。
それでもハルちゃんのコメント読んで、あぁ大好きだなぁなんて思ってしまうのです。
「やるからには、中途半端にしたくない」
「両立するにしても、歌って踊ることが本業のアイドルとしてステージに立つのはメンバーにもファンの皆さんにも失礼だと思いました」
「メンバーの出身地以外で発表したい」
ハルちゃんらしいな、ともっともっと大好きの気持ちが増していくのです。
だからこそ、大好きなハルちゃんの強い決意を後押しできるように応援しなくては。
色々思うことはあります。
それでも、今は何も考えずに《モーニング娘。 工藤遥》を全力で愛して応援しようと思います。
だって、「今」はいましかないから。あとから後悔しても遅いから。
卒業したら、ハルちゃんは秋の海、冬の海、大海原へと出港します。
きっと冷たくて寒くて厳しい波に呑まれることもあるかもしれない。
私は一人の美しすぎる航海士の背中を後押しする風となりたい、そう思うのです。
あの日見た映像のように、無数に輝くオレンジ色の海の真ん中でキラキラ輝くハルちゃんを観に行けますように。